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「パットは、始めの直感が正しい。」Bobby Jones

 

ショット、パッティングで使うと良い脳の感覚メカニズムの一つ。

「直感」

直感を司る脳の尾状核は運動系の一つで、いちいち考えなくても体がスムーズに動くように筋肉の動きなどを計算するようになっています。

 

たとえば小魚が大きな魚に追われているときに川が二股に分かれていたとします。

このとき右に逃げるべきなのか、それとも左に進むべきか。

その直感的な判断を下すのが尾状核です。

 

「心は、あなたが何をしたいのかを知っている。」Steve Jobs

 

研究によると人が悪い評判を聞いたときに尾状核が反応する。

信頼するかどうかの判断にも直感が深くかかわっていることが推察できます。

人の直感は非論理的だから役に立たないというわけではないのです。

私たちは大脳新皮質だけで論理的な思考をしていると思いがちですが、尾状核のある古い脳でも論理的な判断をしています。

 

直感的な判断は、論理の過程が意識にのぼらないだけであり、あてずっぽうで決めているわけではないのです。

むしろ理屈より、直感のほうが正しい場合もあります。

 

たとえば一目惚れがそうです。

一目惚れで付き合い始めたカップルは結婚に至る確率が高く、離婚率も低いことが調査からわかっています。

おそらく相手を信頼できるかどうかについても同じで、第一印象による判断は比較的正しいと考えられています。

 

パッティングラインも、準備できている情報をもとに第一直感でラインを描くことがパッティングアートを生み出すと考えられます。

 

スポーツを芸術まで高める事の出来るものが、世界から賞賛されるプレーヤーとなるのです。

 

その鍵は、脳脊髄に眠っているのです。

 

「芸術は、爆発だ‼︎」 岡本 太郎

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