球の質と変化の違い【巨人、杉内投手のニュース内容に抱いた疑問とは?】
「速球の質が(昨年と)全然違う。」 杉内投手、順調に調整が進んでいるようです。
ところで、質を決めるのは何?
力学的に、球速と回転以外に投げられたボールの質を決める要素は無いはず。
私の回答 HAWK
選手は、球の質を「重い」「軽い」。 (球に伝わる重力質量、エネルギー)
「伸びがある」「伸びがない」。 (球の初速と終速の差)
「キレがある」「キレがない」。 (球の回転数)このように表現します。
()内は、私の考えです。
物理の専門では無いのですが、技術経験のある専門家としての投手の球質表現の解釈です。
投手もそうですが、打者も同じことを言います。
ある先生が「球の重い、軽い」を物理的に調べてみると。
「体重と球の重さとの関連性については、力学的に説明がつかないという見解が多いですね。飛んでいるボールから投手の体重を推定できるかどうかというと、物理では不可能」
知らべてくれた「重さは体重」。
個人差のある「体重」重力質量は、人が作り出すエネルギーに関係しています。
体重と重さの関係は、LAG Puressuer圧力に関係します。
車で例えると タイヤ=ボールの回転数、スピードが同じ2台の車が壁に衝突します。
車体の大きさが同じなら、同じエネルギーが壁に伝わります。
野球の打撃、投球、ゴルフスイングにも車体があります。
先生は、この車体を人の体重として考えて、ボールと体重の関係性を物理的に表すことは不可能だと言う結論にいたったのです。
Circle Energy LAG Puressuer
投球、打撃、スイングで作られる人が生み出すエネルギーの大きさが、車で言えば「車体の大きさ」になります。
体が重く、体の関節がスムーズに速く動けば動くほどエネルギーは大きくなります。
投げられたボールには、車の車体と同じで「エネルギーの大きさ」があると考えれば、球質は見えてくるのではないでしょうか?
アライメントの重要性はここにあります。
運動動作で作られる人の生み出すエネルギーの大きさが、選手のパフォーマンスだからです。
体が小さくてもエネルギーを上手く使える選手もいれば、体が大きくてもエネルギーが上手く使えない選手もいる。
体が大きくエネルギーが上手く使える選手が、スポーツ界の神の粋に達します。
球質の違い「車の車体の大きさの違い」= 「人の作り出すエネルギーの大きさの違い」
【先生が、コメントで書いてある球の質の要素】
「飛んでいるボールが持つ物理要素としては、球速、方向(角度)、回転軸、回転数、空気抵抗(風向き)、気圧、湿度、温度でしょうかとあります。」
ここに書いてあることは、投手が変化球を投げる時に考えることです。
球の質と言うよりも、飛んでいる球の物理的変化になると思います。
質で考えると ボールのエネルギーの質とバットのエネルギーの質とのぶつかり合いです。
打者の感じる重さは投手によって変わります。
芯でも、詰まっても、投手によって重さは違います。
車同士が、正面衝突をしたと思えば分かり易いのではないでしょうか。
車体の大きいエネルギーの方が、衝突エネルギーは重く相手の車を押し込みます。
杉内投手のファールのコメントは、この現象を語っているはずです。
また、打者の感覚としてこのようなことを書いて頂いたコメントもありました。
「投球フォームやリリースポイント、リリースのタイミング」ではないのか?
これは、打者のスイングのタイミングに影響します。
打者が重さを感じだすのは、バットがある理由から振れなくなりスイングエネルギーが小さくなると球のエネルギーに押されて重く感じます。
杉内投手のファールが取れるコメントには、意味があるはずです。
試合では、打者にストレートが行くのを分からせた上で、打ちやすいところに投げ込んでいるはずです。
初登板で球の質、威力を確かめているはずです。
野球、ゴルフも理論は、無限にありますが「原理」がないのです。
私は、その原理を体から学び形にしました。
「E = Circle」
私が、先生に提案している「関節トレーニング理論」が生まれれば、「エネルギー原理」から創られるはずなので、今まで選手の感覚表現で分からなかった事や意味を
翻訳することができるようになるはずです。
(私の「この提案」は、リアライントレーニングとして書庫化され実行されたのですが「方向性、内容ともに"E = C"で世界を変えたい」と言う、私の思いと相違があり今後の協力関係をお断りました)
「球の重さのある投手と パンチの重いボクサーと砲丸投げの選手が太っている意味は一緒なんでしょう?」
エネルギーで考えると同じになります。
エネルギーで考えると個別でエネルギーを最大限に効率よく使えるための指南が出来るようになるはずです。
競技に適した体作り、練習なども分かるようになるはずです。
ケガの予防、ケガからの競技復帰にも生かせるのではないでしょうか。
先生 (Facebook記事引用)
室伏宏治 先生のトレーニング理論
解剖 → 車体
機能 → ハンドル
脳 → ドライバー
宮下充正 先生(元東京大学教授)の御著書で「筋肉はエンジンである」とあるとおり、筋は力を作り出す。
筋 → エンジン
そして、筋肉を動かすためにはエネルギー供給機構が必要。
心肺系 → ガソリンタンク もう一つ付け加えるなら、車が老朽化すると徐々にシャフトが微妙に曲がり、車軸は傾き、タイヤは滑らかに動かくなるように、人の場合は関節が歪み、
関節軟骨をすり減らし、筋が生み出した力を効率よく関節運動に変換できなくなる。
関節 → 駆動システム
運動原理 「E = Circle」
ゴルフスイング、バッティングなら「E = 3Circle」、
投球、ボクシングなら「E = 4Circle」、
ハンマー投げなら「E = 2Circle」となります。