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脳ゴルフ


これは、病気で脳脊髄が破壊された私の脳の経験、学び



ゴルファーの様々な苦しみ、痛み、辛さはすべて脳の創造物である。

 

脳が破壊されてはじめて我を認知した時は、全てのしがらみから解放された心穏やかな状態だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

痛みは、脳によって作られる脳の構造物である。


「激痛」は、脳に信号を送って、ケガや病気を知らせる役目をする。
「痛みは、ケガに対するただの反射的な反応というよりは、生物体の健康状態についての意見だ」
「痛みは、幻想的でもある」
「私達の精神はバーチャル・リアリティの機械である」



激痛を和らげる画期的療法



可塑性をもつ脳がマップをつなぎなおしたために、異常なほど体を守ろうとする痛みの反応がラマチャドランの説である。
脳に体を守る必要がないと学習させて、運動の命令と、痛みを感じるニューロンとの鎖を外そうと考えた。
ミラーボックスの治療が、痛みを和らげた。
しかし、1年以上続いている患者は、改善は乏しかった。
これは、運動マップが「使わなかったら失う」の法則により脳の運動マップがなくなりかけているからだ。



脳マップを失いかけている患者に訓練を行う。



運動マップの失いかけている患者に運動野を活発にさせる訓練を行うことで脳マップを再構築させて、痛みを感じるニューロンの鎖を解くことに成功する。



ずっと消えない激痛に対する、まったく新しい治療法は、想像力と幻想を利用して、可塑性のある脳マップを再構成して、痛みを半減させ、消し去る。
薬品も針も電気も使わなくてすむのである。



ミラーセラピーとCI療法的な治療を連続して行うことは有功とされている。



痛みのマップの発見により手術や鎮痛剤の使用にも、あらたな手法が取り入れられるようになった。



インドには、西洋人には不思議に映るようなものがたくさんある。
ヨガの修行者が瞑想によって苦しみから解放され、素足で熱い灰の上を歩き、釘の突き出ている板に寝たりしている。
インドでは、生きとし生けるものは形を変えるという考えが、広く浸透している。
ごくあたりまえのように、精神の力が体にも影響をおよぼすと考えられているのだ。
幻想はあまりに基本的な力なので、インドには幻想の女神、マーヤーがいる。
ラマチャンドラは、インドの街に充満している不思議な感覚を、西洋の神経学に取り入れた。

 

 


 

 

痛み、痺れ



大学病院にて
病院の鎮痛剤や痺れ止めの抗うつ剤などの薬を医師から進められる。



私は「この薬を飲んだらこの全身の痛みと痺れは、治るのか?」と質問を医師にした。
医師は、「緩和させるだけです。薬で治す事は、できません。」
薬は、上手く使わないといけない。



私は、薬は受け取ったが薬に全てを頼ることはしなかった。
体を作るアプローチの中で、今は、痺れ、痛みも和らいできている。
今回、出会った書物に書かれていることと同じようなアプローチを体作りのなかで行い、経験している。
あれだけ苦しんだ。
目、歯茎など、全身が痺れ痛み。
時折、激痛に襲われた。

叫び転げまわった。
痛み激しく今でも日差しの強い日中は、サングラスを掛けつづけている。

病院では、することのなくなったリハビリだが

私は、日々の体作りのなかで動くようになり痛みの鎖、ロックが外れた感覚を感じている。
あれだけ苦しんだ痛み、痺れが、動けるようになるにつれて楽になっている。


体の痺れ、痛み、強い反射、防御反応の鎖を解く鍵は、やはり脳の中にあると確信する事ができた。


この鎖を外すことが、できれば自由に歩くことも、近いと感じる。


自らの力しか、乗り越えることはできない。
 

私は、必ず復活する。

 

 


 



TMS(経頭蓋磁気刺激)装置で脳をマッピングする。


一連の実験により、ただ想像力を発揮する事で、脳の解剖学的構造を変えることができることを証明した。
想像力についての実験を実現する事ができ、私達がどのように技能を身につけているかを解明した。


人が新しい技能を身につけるとき、脳には可塑的変化が起こっている。
訓練により得たばかりの脳マップと数日休暇を取った脳マップでは、マップの形は異なる。
このことから、可塑性のメカニズムが異なる事がわかる。
急速な変化は、現在するニューロンの結合を強化し、回路の表面を剥がした結果である。
ゆっくりと永続的な変化は、ニューロン結合ができ、シナプスが目をだし、真新しい構造が作られている結果である。
この効果から、新しい技能、学んだことを固定化するためには、持続的な学習が欠かせない。


脳内訓練の絶大な威力


思考は、「心的訓練」を繰り返すことによって、現存するニューロンの結合を強化しつつ、新しい結合を作る。


心的訓練により最低限の肉体的訓練で、技術を身につけることができる。
専門技術を習得した熟練者は、問題解決に長期記憶を使用している。


どの分野でも、この長期記憶の領域に達するまでには、集中して努力をして10年はかかるとしている。

私は、歩けなくなり4年が過ぎた。

あと6年で歩行を再び学習させて身に着ける。



想像するだけで脳を変えられる。


神経科学の観点からいえば、行為を想像することと実際に行為をする間には、それほどの大きな差はない。
筋肉を動かしていると想像するだけで、筋肉が鍛えられることを科学的な実験で証明されている。
実際に運動をしたグループは30%の筋力UP、想像だけのグループは、想像だけで22%も筋力をUPさせていた。
このことから、脳はの変化を捉えることにより、人間の考えを読み動かす機械が開発されている。


想像と行動は、一体化している。
脳卒中やパーキンソンの患者を調べると、病気の影響のある腕や脚は、なんでもない腕や脚よりも、想像するのも行動するのも遅い。
想像するスピードは、おそらく運動プログラムニューロンの発火速度によって制限されている。

脳は、粘土のような「可塑性」をもち変化を促進する一方で、脳の固定化を生じさせて繰り返しの行動を起こさせることがある。
現代人は、洗脳教育により支配者に都合のよい脳の固定化を作られている。


脳の活動は、たえずこねている粘土のようなものです。
四角いかたまりから、丸にそしてまた、四角に戻すことはできる。
しかし、最初とまったく同じ四角にはならない。
似たように見えて同一ではない。
脳システムは、可塑性であって、伸縮性ではない。
では、何故そんなに簡単に変化するなら、私達は私達のままでいられるのか?それは、遺伝子によってある程度までは一貫性を保てるようにできているからです。
さらに反復も一貫性を保つのに有功である。
この反復による道筋は、癖になることもある。
良い癖も悪い癖もある。
良い習慣、悪い習慣ともいえる。
時間が経つほど、ニューロンの経路を変えることは困難になり難しくなる。


脳機能の局在論と可塑性理論の架け橋になるオペレーター理論


人間の脳は、あたえられた感覚の各様式を処理するシステムとして構成されていません。

むしろ、脳は、特定のオペレーターがいくつもかかわって、構成されている。
新しい技能を身につけるときには、それが必要とするオペレーターと通常の機能のあいだに障害物を置けば、ほかの行為に従事しているオペレーターを呼び寄せ、処理能力を大幅に増強できる。











 

 

 

 

 

 

 









デカルトの心身二元論がくつがえされる


行為を想像するときに感覚プログラムと運動プログラムが働いていることを知った。
人は、想像の世界を神聖なものと考えてきた。
現実の脳の世界と切り離して考えてきた。
だが、その二つのどこに線引きをすればいいのかが、いまやわからなくなっている。


「実体のない」想像は、すべて実体のある痕跡を残す。
想像する事により生きている脳の配線を変えてしまうのだ。


このことにより、400年科学を支配していた心身二元論は、くつがえされた。
デカルトは、脳を「「機械的な脳」、魂によってのみ動く 「機械の中の亡霊」と呼んだ。
このことで、人が変化する能力、可塑性という考えを遅らせることになった。
つまり、可塑性は精神には存在するが、脳には存在しないと考えたのだ。


だが、「実体のない」思考もまた、実体を残していることがわかった。
将来、思考が実体として説明される日が来るかもしれない。
さらなる研究が待たれる。
それでも、思考や想像が脳の構造を変化させることはわかった。
 

400年続いているデカルトの精神と脳のあいだに引かれた実線が消えかけていることは確かである。
 


 

プロスポーツ経験から技術習得に必要なイメージトレーニング、マインドコントロールなど、想像することの重要性を知っている。

 

だが、一般的にデカルトの心身二元論の考えが浸透している一般の人には、創造する事を不思議な行為に思えるかもしれない。

 

病後においてもそうだが、病院で日永一日を寝て、ただ薬を飲めばなおると思っている人は多いのではないだろうか。

 

スポーツ障害の慢性痛などを乗り越えるヒントになるかもしれない「鍵」

 

 

私は自分の経験した病気、脳に関する本に興味を持ち読んできた。

 

私は、多くの書かれていることを病により経験していた。

 

私にとっては、経験している事と同じ情報を探し、それが何かを知り、学び、経験を情報としておさらいしていた。

 

 

 

脳ゴルフ
 

これは、病気で脳脊髄が破壊された私の脳脊髄の経験、学び。

 


 

本日のプレゼン議題にふさわしい。
とびきりの突破口は 2006年に発見されました。
日本の科学者である ― 山中教授によるiPS細胞です。

脳疾患は恐ろしい病気で、劇的変化をもたらし その患者数は上昇し コストは膨大で 最悪な事に ― 治療法はありません 希望はないのでしょうか?

これからお話しする MS患者の脳の部門には 希望があります。
なぜなら素晴らしい事に 脳は自己修復可能だ と示しているからです。

この観察例が重要な理由は 2点あります。
まずは医大で学んだ 古い常識に反し ― 少なくとも私は 前世紀には 脳は自発的に 骨や肝臓のようには 再生しないと教わりましたが、このように再生するのです。
ただ修復が、十分ではないだけです

2点目に重要な理由は、新しい療法に明確な方向を示した事です。
つまり これをするには、難しい理論は必要ない という事です。

ただ内からの自発的な修復を 促す方法を見つけ出しさえすれば いいのです。


内容
外傷性の脳傷害の後、脳で新しい細胞が作られ傷ついた細胞と入れ替わり、自己修復がおこる事があります。しかし、運動ニューロン疾患(ルー・ゲーリック病やALSとしても知られている)といった退行性の疾患の回復には、その修復速度は十分ではありません。シッダールタン・チャンドランは、脳損傷を従来より速いスピードで再建できる特殊な幹細胞を用いた、新技術についてふれていきます。

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